Q;ひとつの処方箋で、他のコンタクトレンズも買えますか?
A;基本的には買えません。レンズにはそれぞれ特徴があり(サイズ、含水率、装用感等)レンズ一つに対して、ひと処方になります。
しかし、同じメーカーの製品でトライアルレンズを共用している場合には、処方箋の転用が可能な事もありますので、個々の例についてはお訊ねになって下さい。
Q;時々、コンタクトを使いたいのですが・・・?
A; 一日使い捨てソフトコンタクトが望ましいです。
最近では、乱視用の一日使い捨てソフトコンタクトも種類が増え、使いやすくなっています。
Q;コンタクトレンズが眼の裏に廻ってしまう事はないですか。
A;眼の構造上、ありません。
まぶたの裏側の結膜と、白目の上を覆っている結膜とは黒目のすぐ上下でつながって袋状になっているのです。そのために、ソフトコンタクトの破片が長くそこに残っていて、何かの拍子に出てくることはまれにありますが、結膜には血液が流れているので重篤な感染を引き起こす心配はまず、ありません。
Q; 片目だけが強度近視なのでメガネでは見づらいのですが、コンタクトなら見えるようになるでしょうか?
A; 左右の近視の度数が大きく異なるものを、不同視といいます。
この場合には、メガネではっきり視力を出そうとすると物の大きさが違って二重に見えて、かえって見づらくなる事があります。これは不等像視といって、多くの人では左右の物の大きさの差が5%以上あると一つに見えづらくなります。
近視の原因として、
@ 眼の奥行きが長く伸びてしまった。
A 眼の中の水晶体(カメラでいうならばレンズに相当するもの)が厚くなってしまった。
の二種類があります。
ここで、@に該当する、左右の眼の奥行きが違う事により近視の度数が大きく異なる場合には、不等像視の矯正にはコンタクトよりもメガネの方が向いています。
逆に、Aに該当する、眼の中の水晶体の厚みが左右異なる事によって近視の度数が大きく異なる場合には、不等像視の矯正にはメガネよりもコンタクトの方が向いています。
しかし、それは理論上の話で、実際には@に該当する、左右の眼の奥行きが違う場合でも、コンタクトの方が矯正視力が良い事が多いです。
ですから、もし、片目だけが強度近視、もしくは片目が遠視でもう片目が近視など、メガネでは見えづらい方はどうか、コンタクトを試してみてください。
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