これは空気銃の弾で撃たれた例です。
 幸いにして角膜穿孔には至らず、一見すると上皮の剥離で済んだように見えます。
 しかし、角膜の一番裏面にある内皮細胞を撮影すると、中央部に比べて細胞数が一平方mmあたり2900より2500程度に減少しています。
受傷直後
上皮の剥離が治っても内皮に炎症が残っている。
中央部の内皮細胞写真。減少はない
受傷部の内皮細胞写真。減少しつつある。

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 角膜内皮細胞は、角膜の一番裏面にある細胞です。
 これは生まれた時から分裂せず、増える事はありません。つまり、加齢や外傷などに応じて減る一方だと言うことです。

 当院ではコーナンメディカル社のノンコン・ロボKC3308−Uを導入して、
この内皮細胞を撮影、解析しています。